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シルバーライフの山歩き日記                                仙丈ヶ岳にて甲斐駒ヶ岳を望む

ススキの曽爾高原+300名山・俱留尊山(奈良県)

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日程2018114日(日) 曇り一時晴れ間
コース概略:近鉄名張駅(三重県)=(バス)=槻ノ木橋バス停・・・
      俱留尊山(1037m)・・・曽爾高原=(バス)名張駅-(近鉄線)-
      名古屋-(新幹線)-東京

大阪へ高校の同窓会に出かけたので、その帰りに埼玉の山友Moさん推奨の奈良県の曽爾高原(そにこうげん)へ。
曽爾高原は丁度ススキの季節で、日経新聞(10月)に掲載された「黄金に染まるススキの絶景10選」の第3位(第1位は阿蘇外輪山)にリストアップされているので期待満々で現地へ。

曽爾高原の上には日本300名山の俱留尊山(くろそやま)があり、先日NHK-BSで放映された「田中陽希 グレートトラバ-ス」にも登場していた。
漢字名を読めない難読の二つ、曽爾高原と俱留尊山を合わせての秋のハイキングを楽しんだ。

曇り空でのスタートで俱留尊山山頂では生憎のガス状態で展望は得られなかったが、曽爾高原まで下りてくるとラッキーなことに晴れ間も現れ一面黄金色に染まった美しい草原が広がっていた。

       曽爾高原全景とお亀池(亀山峠から) <クリックで拡大>
2018_11俱留尊山_129-1_R

ススキは近年生育不良とのことだったが、お亀池の周りでは一面に広がるススキが銀色の穂をなびかせ日本の素晴らしい秋の風情を感じることができた。

<コースルート>

キャプチャ

<コースタイム>
キャプチャ2

名張駅~槻の木橋(バス停)~俱留尊大権現~俱留尊山(1037m)
前日大阪から近鉄電車で三重県の名張まで入り、駅前のホテルで泊。

俱留尊山への登山ルートで一番ポピュラーなのは曽爾高原からのピストンであるが、名張駅前から曽爾高原まで秋のススキの時期に出ている直通バスは出発時刻が9:35(曽爾高原到着は10時半頃)とハイキングとしては遅すぎる。
そのため8:05発の山粕西行(曽爾高原へは行かない)で槻ノ木橋まで行き、ここから俱留尊山へ登り、曽爾高原へ下る周回的ルートを選択。

前日の好天から打って変わり出発時には生憎の雨。
天気予報は雨のち曇りなのでそれを信じて予定通り決行。

バスは私一人を乗せて出発し、アーチダムの青蓮寺ダムを通過したあと青蓮寺川沿いに上っていく。

上流に進むと香落渓(こおちだに)と呼ばれる紅葉の名所を通るが、柱状節理のそそり立つ岩壁に紅葉が混じり見事である。
三重県と奈良県の境にあるこの辺りまで来ると有難いことに雨は上がっている。

        バス車窓からの香落渓の岩壁 
<クリックで拡大>2018_11俱留尊山_001_R

やがて奈良県の曽爾村(そにむら)に入り、民宿の木治屋のある槻ノ木橋のバス停で下車。
8:40に目の前の槻ノ木橋を渡って、その先の舗装道を左に入っていく。

  槻ノ木橋バス停前は木治屋さん      槻の木橋から曽爾村の風景
2018_11俱留尊山_005_R 2018_11俱留尊山_006_R

舗装道を進み、やがて林道に入っていく。
林道は植林帯の中でなだらかな道を只管上っていく。

     天気は回復傾向か            標識もしっかり
2018_11俱留尊山_007_R 2018_11俱留尊山_011_R  

   車道と別れて左手の林道へ        スギの植林帯を進む
2018_11俱留尊山_014_R 2018_11俱留尊山_018_R

雨が止んだあとも付近の山を霧が覆ていたが、林道を上っていく途中で霧の中に浮かぶ鎧岳が幻想的に浮かび上がる。

           霧の中に浮かぶ鎧岳 
<クリックで拡大>2018_11俱留尊山_012_R

やがて俱留尊山荘と書かれた小屋を通過するが今は閉鎖され内部を覗くことは出来ない。
林道をさらに上っていくと落石が散乱して道路を完全に塞いでいるが避けながら上っていく。

  確かにこの先は車は通れない       今は廃屋の俱留尊山荘  
2018_11俱留尊山_019_R 2018_11俱留尊山_020_R

          今年の台風か? 道を塞ぐ落石や大木
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1時間足らずで俱留尊大権現の石仏を示す案内標識地点に着く。
折角なので石の鳥居をくぐって大権現へお参りする。
苔むした石段を上った所に大きな石が立っている。これが石仏らしいが彫り物は確認できない。

  右の道は崩壊も俱留尊山は左手へ    俱留尊大権現へはさらに左手
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    鳥居をくぐって参道へ         鳥居の横の山神さま    
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     苔むした石段を進む         俱留尊大権現の石仏?
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ここからも林道が続くが、植林帯から自然林帯に変り紅葉の山並みも見えてきて秋山にきている実感を持つ。

             紅葉の山肌と霧 
<クリックで拡大>
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    少し明るい広葉樹の道          数少ない秋の花
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スタートから時間半で林道(作業道)の終点である俱留尊山の登山口に着く。
ここには入山料の掲示があるが無人の作業小屋があるのみで、実際には俱留尊山からの下山時に二本ボソ入口で支払うことになる。

林道の終点に作業小屋=俱留尊山登山口      入山料の掲示
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作業小屋から上方に向かって荷物運搬用のモノレール線路が伸びていて、俱留尊山へはこのモノレールに沿って直登する。
かなりの急傾斜であり滑りをこらえながら上へ上へと登っていく。
ルートは木の根っこのところに小さいながら「俱留尊山ルート」と赤い矢印が表示された目立つ標識が続いて誘導してくれるので迷わない。


  モノレール沿いに急坂を上る       赤い矢印がルート表示
2018_11俱留尊山_044_R 2018_11俱留尊山_045_R

やがて、モノレールの分岐点に達し右方向の線路側に俱留尊山ルート表示があるので右へと進む。
少し進むと左手上に尾根らしき明るさが見えてきて人声も聞こえてくると尾根道は近い。
モノレールは更に右上方へと伸びているが、尾根側が近づき傾斜が緩やかな場所を狙って左上の尾根方向にシャクナゲなど低木の木々の間をよじ登っていく。

右手へ曲がるモノレール沿いにしばらく     その先から左手上へ
2018_11俱留尊山_047_R
2018_11俱留尊山_048_R  

上りきると綺麗な尾根道へと出る。
この尾根道は曽爾高原から二本ボソを通って俱留尊山へ向かうメインの登山道である。
スタートからここまで誰とも会わなかったが、ここで初めて登山者と挨拶を交わす。

         メインの登山道の尾根道に出る <クリックで拡大> 
2018_11俱留尊山_049_R

尾根道をなだらかに上っていくが、俱留尊山の山頂直下は岩場の上りで補助ロープも備えられている。

       俱留尊山へ            岩場に差し掛かる
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  俱留尊山の頂が青空の中に見える       最後の岩場の上り
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スタートから2時間足らずの10:30に俱留尊山山頂(1038m)に到着。
山頂には三角点があり比較的広く4台のベンチもあるが、まだ午前中の早い時間帯でもあり数人が休んでいるのみで割合静かである。日曜日だが天気がイマイチのせいもあるのだろう。

            俱留尊山山頂 
<クリックで拡大>
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     静かな山頂と三角点        地元の小学5年生の学校登山   
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              山頂部の終盤の紅葉
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山頂の周りはガスに囲まれ展望は残念ながらないが、ガスが通り抜けることを期待して暫く休憩しながら待つことにした。
すると15分程した時に一瞬南側のガスが抜け、二本ボソとその先の古光山の山頂部のみが霧の中に浮かび上がった。
何とも幻想的な風景を見ることが出来た。

 霧に浮かぶ二本ボソ(手前のピーク)と古光山(奥のピーク) 
<クリックで拡大>
2018_11俱留尊山_069_R

俱留尊山~二本ボソ~亀山峠~亀山~曽爾高原~お亀の湯~名張駅
午前11時前に下山を始めると上ってくる多くのハイカーと出会う。
曽爾高原から上ってくると丁度時間的にいいのだろう。

      俱留尊山へと岩場を上っていく若者たち 
<クリックで拡大>
2018_11俱留尊山_077_R

先程よじ登ってこの登山道に合流した地点を通過し、少し上り返して20分程でもう一つのピークである二本ボソ(996m)に到着。
ここでもガスで展望はない。

            二本ボソ頂上 
<クリックで拡大>
2018_11俱留尊山_080_R

山頂から東側に5mほど下った「イワシの口」という標識のある露岩に立つがやはりガスで展望はない。
ここはハイカーが行き交い賑やかな二本ボソと比べて静かなので昼食をとる。
この間男性ソロが1人下りてきて会話を交わす。私の実家の隣町である奈良県の橿原市の方で子供が東京杉並区のの荻窪にいるという。世間は狭いものだ。

昼食をとりながらお話をしているとガスがひと時通り抜け、これから向かう亀山峠や眼下の畑が垣間見られた。

    イワシの口でランチ          尾根に押し寄せる霧
2018_11俱留尊山_081_R 2018_11俱留尊山_083_R

   一瞬霧の中から眼下に畑         雲に飛び出すピーク
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        霧が切れた鞍部の亀山峠と奥の亀山 
<クリックで拡大>
2018_11俱留尊山_086_R

二本ボソに戻り亀山峠へと向かうが二本ボソの入口で入山料500円を支払う。
ここから俱留尊山一帯は私有地だそうだ。

        料金所の二本ボソ小屋を振返る 
<クリックで拡大>
2018_11俱留尊山_094_R  

相変わらずの霧の中を亀山峠へと下っていく。
展望広場に着くが、残念ながら本来見える曽爾高原全景はやはりガスに包まれている。
ここで初めてススキとご対面も穂が小さくやや淋しい。

    
展望のない展望広場           霧の中のススキ 

2018_11俱留尊山_100_R 2018_11俱留尊山_099_R

      霧の中を下る         下り道を振返ると嬉しい青空
2018_11俱留尊山_101_R 2018_11俱留尊山_113-1_R

さらに下った亀山との鞍部が亀山峠(810m)で、ここには家族連れなど大変多くの人が休んでいるのにビックリする。下からまだまだ続々と上ってくる。
観光客も曽爾高原から少し上って全景を見渡せる亀山峠までは来るようだ。

  大勢のハイカーで賑わう亀山峠       亀山峠は十字路
2018_11俱留尊山_117_R 2018_11俱留尊山_118_R

この頃になると一部陽ざしも出てきて、眼下のお亀池と曽爾高原の草原が美しく見渡せる。
向こう側の赤い屋根の国立曽爾青少年自然の家がアクセントとなっている。

          美しい秋の曽爾高原全景 
<クリックで拡大>2018_11俱留尊山_123-1_R

          お亀池とススキの草原 
<クリックで拡大>2018_11俱留尊山_128_R

        二本ボソは相変わらず霧の中 
<クリックで拡大>2018_11俱留尊山_130_R

亀山峠から西側に鎧岳の岩峰などが見えるが、さらにその西には屏風岩と国見山が霧の中に微かに見える。
いずれも今春桜を愛でて歩いたルートで懐かしい。

   曽爾高原の向こうに微かに見える屏風岩~国見山~鎧岳 <クリックで拡大>
2018_11俱留尊山_119_R

亀山峠から小ピークを越えて少し上り返したピークが亀山(849m)である。
晴れ間も現れ草原が輝いている。

         亀山からの曽爾高原とお亀池 
<クリックで拡大>2018_11俱留尊山_132_R

 兜岳(中央のピーク)と鎧岳(右の岩峰)/手前は曽爾村の集落 
<クリックで拡大>2018_11俱留尊山_136_R

亀山で小休止をしたあと曽爾高原まで遊歩道を下っていくが、道端にススキが多くやっと曽爾高原のススキと出会えた実感をする。

        亀山から曽爾高原へ下る遊歩道 
<クリックで拡大>2018_11俱留尊山_134_R

        曽爾高原へススキを見ながら下る 
<クリックで拡大>2018_11俱留尊山_144_R  

           ススキも終盤の模様 
<クリックで拡大>2018_11俱留尊山_141_R  

           遊歩道からお亀池 
<クリックで拡大>2018_11俱留尊山_152-1_R

   亀山と後古光山方面分岐        ドウダンツツジの紅葉
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曽爾高原に下り立ち、お亀池側へ遊歩道を進むと亀山を背景にした右手の斜面にススキの群生が続く。
丁度太陽の光を受けてススキの穂が銀色に輝き、また風になびいて揺れる風情はまさに日本の秋である。

           曽爾高原から二本ボソ 
<クリックで拡大> 
2018_11俱留尊山_159_R

        亀山への斜面に広がるススキの原 
<クリックで拡大> 2018_11俱留尊山_160_R
  
2018_11俱留尊山_163_R 
  
2018_11俱留尊山_171_R

曽爾高原の駐車場に下ると草もちを売っているので早速いただく。ヨモギの香りがして餡子とあい美味しい。
ここに「曽爾高原のススキを復活させたい」とのポスターが掲示されている。
曽爾高原のススキは近年減少していていくつかの対策も効果が少なく苦慮しているとのこと。
原因は気候変動や獣害などのようだが対策の決め手はないようだ。
以前のススキに溢れた曽爾高原に復活して欲しいものだ。

      人気の草もち           ススキ復活を願って    
2018_11俱留尊山_184_R 2018_11俱留尊山_185_R

駐車場の右奥から山道を下り、車道を横切ったあと東海自然歩道を下っていく。
観光客で溢れかえる曽爾高原ファームガーデンに13:23ゴールする。
目の前には兜岳と鎧岳の岩峰が鋭くそそり立っている。

兜岳と鎧岳をバックにしたファームガーデン        お亀の湯
2018_11俱留尊山_187_R 2018_11俱留尊山_188_R

ファームガーデンの奥に日帰り温泉「お亀の湯」があり、ゆったりとハイキングの汗を流す。
露天風呂から鎧岳などの山を眺めながら大自然に浸る。

ファームガーデン発14:30のバスに乗り名張駅へ。
名張から近鉄電車で名古屋を経由して新幹線で東京に午後7時過ぎ到着。案外早く帰ることが出来た。


<アクセス>
往:名張駅(08:05)=(バス/700円)=(08:39)槻ノ木橋バス停
復:曽爾ファームガーデン(14:30)=(バス/850円)=(15:14)名張駅
  名張(15:24)―(近鉄線/1680円+特1320円)―(16:52)名古屋
  名古屋(17:26)―(ひかり/ジパング7250円)―(19:10)東京



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(以上) 







[ 2018/11/11 22:15 ] 近畿 | TB(0) | CM(8)
プロフィール

山岳(やまたけ/yamatake)

Author:山岳(やまたけ/yamatake)
・スローライフに入り10年目
・健康維持と山歩きのトレーニングを兼ねてジョギング&ウォーキングを実践
・カメラを手に四季折々の山歩きを楽しんでいる

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