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シルバーライフの山歩き日記                                仙丈ヶ岳にて甲斐駒ヶ岳を望む

桜と云えば吉野山(青根ヶ峰)(奈良県)

 

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日程2019413日(土) 晴れ
コース概略:(前泊)大和高田市-(近鉄南大阪線)-大和上市=(バス)=西河
                  ・・・蜻蛉の滝・・・青根ヶ峰(858m)・・・西行庵・・・高城山・・・吉水神社・・・
      ・・・金峰山寺(蔵王堂)・・・近鉄吉野駅-(近鉄南大阪線)-大阪阿部野橋

大阪で高校の同窓会があったついでに丁度桜が見頃を迎えている奈良県の吉野山を訪れた。
一般観光ルートではなく川上村側から吉野山の最高峰である青根ヶ峰に登り、花矢倉展望台、吉水神社から桜で装った吉野山の絶景を眺めながら金峯山寺蔵王堂へと下った。
蔵王堂では秘仏ご本尊の金剛蔵王大権現の特別開帳中で青黒色の迫力ある像を間近に目にして圧倒された。


       吉水神社からの「一目千本」桜の吉野山 <クリックで拡大>       
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     蔵王堂まで続く桜の回廊(花矢倉展望台にて) 
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<コースルート>
キャプチャ

<コースタイム>
キャプチャ2

大和上市駅~西河バス停~あきつの小野公園~蜻蛉の滝~青根ヶ峰(858m)
近鉄高田市駅近くの旅館で前泊した翌日、近鉄に乗車し大和上市で下車。
ここから満員の乗客を乗せたミニバス(勿論座れない)に乗り20分弱で西河(にしかわ)バス停に到着。大半の乗客はここで下車して吉野山へと向かう。

車道を20分ほど歩き「あきつの小野公園」に到着。
小ぶりの公園ながら早速桜の出迎えを受け丁度見頃の桜に微笑む。
この公園には駐車場があり、蜻蛉(せきれい)の滝見物の観光客も多い。

    西河バス停からスタート        あきつの小野公園に到着
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        見事な桜           公園の奥から蜻蛉の滝へ
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蜻蛉の滝にはこの公園奥から5分程で到着。
らせん状の階段を下って滝壺近くまで下りることが出来る。
見上げる落差約20mの滝は水量も多く美しい滝である。

            なかなかの美滝「蜻蛉の滝」
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この滝からいよいよ山道へと入る。
登山道が崩れた一寸いやらしいトラバース道を慎重に進み、役行者が修行したという聖天岩屋を通過する。

   蜻蛉の滝からいよいよ山道へ    いやらしい岩の下のトラバース道
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               聖天岩屋 
<クリックで拡大> 
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トラバ-スが終わると次に鉄製の階段が現れてジグザグに続き標高を稼いでいく。
ここを登り終えると尾根に出て植林帯の中を緩やかに上っていく。

     鉄製の階段が続く         なだらかな尾根沿いの道
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やがて急に開けた場所に飛び出す。ここから林道のようで幅の広い道となる。
展望が今までなっかたので開放感満点だ。
大滝ダムの堰堤が見え、左奥には近畿のマッターホルンと云われている三角形の山容の高見山が望める。

         若者3人組がいる林道に飛び出す 
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本日初めての展望は素晴らしい!(左奥の高見山~右下の大滝ダム)
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        ”近畿のマッターホルン”高見山 
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          大滝ダムの堰堤が見える 
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林道を上っていき車の通る峠に到着。サイクリングを楽しむ若者が何人か通過していく。
この先左手に階段があり青根ヶ峰への最後の上りにかかる。

      広い林道を進む           舗装道に飛び出す
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 頑張って登ってきたサイクリングの若者    道路右側の階段から青根ヶ峰へ
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西河バス停をスタートして約2時間後の午前11時前に青根ヶ峰(858m)に到着。

          
吉野山の最高峰「青根ヶ峰」
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狭い山頂には2,3名のハイカーが休んでいる。
樹々に囲まれ展望は全くない。

青根ヶ峰~西行庵~高城山~吉水神社~金峰山寺(蔵王堂)~近鉄吉野駅
青根ヶ峰から下り西行庵へ向かう。
青根ヶ峰から広い道に下り立った場所に女人結界の石碑があり、昔はここから大峰山(山上ヶ岳)への道は女人禁制だったようだ。
というわけでこの道は「大峰奥駆道」の吉野山側の最初の部分である。

           昔の「女人結界」の碑 
<クリックで拡大>          2019_4吉野山_054_R

世界遺産の紀伊山地参詣の道「大峰奥駆道」は山上ケ岳へと続く 
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ここから少し下ると東屋のある四方正面堂跡という広場に着くがここには昼時とあって多くのハイカーが憩っている。

         四方正面堂跡の広場で憩う多くのハイカー
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さらに人1人がやっとの幅の狭い道を西行庵へと下っていく。上りの人が続き逆コースの自分としては行き違いに道を譲るしかない。

西行庵は西行(法師)が鎌倉時代にここで一時わび住まいをした草庵と伝えられている。
西行は平安時代から鎌倉時代初期の歌人で武家を捨てて出家してからは東北、中四国など全国を巡って多くの歌を詠むとともに僧侶として仏道を追い求めた。
松尾芭蕉もこの西行を全人的に崇拝しこの西行庵を二度訪れたという。

       西行が一時過ごしたという小さな西行庵 
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この西行庵のあたりは「奥の千本」と云われる吉野山の一番奥の桜の名所であるが、今の時期はまだ桜が1本も開花していない。それほど奥にあるというわけである。

    西行庵周辺は奥の千本       桜はまだ1本も咲いていない
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西行庵から上り返して一般道に出ると金峰神社があり多くの観光客が訪れている。
ここから下は観光ゾーンである。

       金峰神社            先に階段が続く拝殿      
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金峰神社の裏を少し下ると隠れ堂という小さなお堂がある。
このお堂は本来大峰修験道場であるが義経が鎌倉の追手から逃れて隠れたところから「義経の隠れ塔」とも云われている。
吉野山には義経に関する伝説の場所が多い。

             修験道場・義経の隠れ塔
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金峰神社から下り少し上り返すと高城山(たかぎやま、休憩所)に到着する。
休憩舎前から北西側に展望が開け、大和盆地の西側に連なる金剛山~葛城山~二上山が屏風のように連なっている。葛城山の麓の御所市が小生が少年時代を過ごした懐かしい故郷である。

高城山の周りの桜はまだ殆ど開花していないが、休憩舎の前に立つヤマザクラの木が1本だけ見頃の花を開いている。その下では多くの人々が憩っている。
自分もここで昼食をとるが、今日は仕入れていたこの地の名物「柿の葉寿司」だ。

       高城山休憩所          1本だけ咲いている桜
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 奈良県と大阪府の境に連なる金剛山~葛城山~二上山(左から)
<クリックで拡大> 
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高城山から下り吉野水分(みくまり)神社に着く。
立派な本殿は重文で拝殿や回廊で囲まれた中庭には大きな枝垂れ桜が今は見頃の華やかな姿である。
この神社は世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」に登録されている。
なお、この吉野山で世界遺産に登録されている神社仏閣はこの吉野水分神社のほか、先の金峰神社、これから向かう吉水神社、金峰山寺蔵王堂の4つである。この他に勿論大峰奥駆道の参詣道が入る。

       山門と桜                拝殿
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          中庭の見事な枝垂れ桜 
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             厳粛な本殿 
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吉野水分神社近辺は「上の千本」エリアで少し下ると吉野山の桜を見下ろせる有名な展望スポットである花矢倉に着く。
大勢の観光客が上の千本から一際大きな蔵王堂のお堂まで続く桜模様の展望を楽しんでいる。
確かに蔵王堂まで桜が連なり中々の見晴らしである。

          展望を楽しむ大勢の観光客 
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  金剛山・葛城山を背景に蔵王堂までの桜回廊を一望する 
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        一際大きな蔵王堂へと桜は続く 
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ここから車道沿いであるが上千本エリアの丁度見頃の見事な桜街道を楽しむ。
吉野山の桜はシロヤマザクラが主体で古来種が多いとのことだが、木々によって桜の花の色の違いが微妙に異なり本来の自然系の桜を楽しむことが出来た。

        「上の千本」の素晴らしい桜街道 
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山を彩る桜を様々な角度から見おろしたり、見上げたりして日本一と云われる吉野山の桜を楽しみながら下る。

中千本エリアにある世界遺産登録の吉水神社(旧・吉水院)に着く。
この吉水神社も「一目千本」と呼ばれている桜展望の絶好ポイントで真に全山を装う吉野の桜風景を眺められる。
秀吉が花見の宴を開いた本陣の場所とも伝わっているそうだ。

     吉水神社から「一目千本」桜の吉野山の絶景 
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吉水神社は後醍醐天皇が京から逃れて一時南朝の皇居とした場所で書院内に玉座の間もあり、ゆかりの品が展示されている。
また、義経と静御前が隠れたと云われている義経潜居の間もあり、御年77歳の宮司さんが元気いっぱいで吉水神社の歴史や背景を朗々とした熱弁で説明してくれる。

    参拝者の左手が書院        秀吉花見の本陣の説明板
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義経潜居の間で熱弁を振るう宮司さん      後醍醐天皇玉座の間
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       役行者の像            書院前のお庭     
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          吉水神社前からの蔵王堂 
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吉水神社から少し下ると金峰山(きんぷせんじ)寺蔵王堂である。
蔵王堂に前回来たのは随分前になるが、改めて桜を前にした大きく立派なお堂に感心する。
見上げる高さは34mで奈良の大仏殿に次ぎ日本で2番目の高さを誇る木造大建築である。

         堂々とした立派な蔵王堂 
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折しも本尊の秘仏大権現の特別開帳中でお堂に入り青黒色の迫力ある蔵王大権現3体(重文)に対面する。
鮮やかな彩色の凄い形相の像に圧倒される。

      蔵王大権現(撮影が出来ないので吉野山観光協会のHPから)


この金峰山寺は修験道の総本山で丁度10名程の男女修験者が大権現の前でほら貝を吹いて祈りを捧げている。荘厳な雰囲気が漂っている。
なお、奥秩父の百名山の金峰山(きんぷさん)もこの吉野の金峰山寺から勧進したところからその山名が付けれている。

蔵王堂の西側には吉水神社(吉水院)から移られた後醍醐天皇が住まわれた南朝皇居跡に
南朝妙法殿という変わった形の塔が建てられ周りの桜とマッチした風情をつくっている。

          桜が囲む南朝妙法殿 
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蔵王堂へと入山する国宝の仁王門は現在大修理中でその下から近鉄吉野駅へと下っていく。
大勢の人にもまれつつも下千本の終盤の桜を愛でながら近鉄吉野駅に予定通り到着。
近鉄特急で大阪阿部野橋に出て帰途に就いた。

    国宝仁王門は大修理中        人で溢れかえる黒門付近
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   散り始めの下の千本を下る       見納めの吉野山の桜
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            ゴールの近鉄吉野駅に到着
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吉野山という修験道の総本山で素晴らしい日本一の桜を巡りながら歴史に思いを馳せる山旅となった。

<アクセス>
往:高田市(前泊/7:21)-(近鉄南大阪線/520円)-(8:18)大和上市
  大和上市駅(8:30)-(バス/700円)-(8:47)西河バス停
復:吉野(16:04)-(近鉄南大阪線/970円+特510円)-
  (17:22)大阪阿部野橋(17:32)-(地下鉄280円)-
  (17:54)新大阪(18:16)-(ひかり/8210円+4870円)-(21:03)東京



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(以上) 

  
  
[ 2019/04/21 22:04 ] 近畿 | TB(0) | CM(0)
プロフィール

山岳(やまたけ/yamatake)

Author:山岳(やまたけ/yamatake)
・スローライフに入り10年目
・健康維持と山歩きのトレーニングを兼ねてジョギング&ウォーキングを実践
・カメラを手に四季折々の山歩きを楽しんでいる

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